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日焼けの跡さえ楽しんだあのころ 暑さに寝られない夜は団扇を持つ母 枕元で扇ぐ弱いかぜが届き やがて眠りへと静かに落ちていく 明日何があるかは考えず ただその夏をその日を 一日一日 暮らしていく とうに戻れなくなった時間 ただその時間があったこと そこにいたことだけでいい それが幸福の時間