IZAの思い出2

花曇り

切通をこえて自転車を走らせた。灰色の雲、太陽、どちらもお互いの存在をみないふり、そんなどっちつかずな春の一日はキチガイじみた桜狂想曲の余韻もなく、行き先もわからないままのった電車のように少し不安げに歩んでいる。

誰が見るでもない花曇りの空を背負って高みから見下ろしている一本の桜にはふと立ち止まってみつめあう人間が不可解なものに映り、通りすぎたあとにはもう忘れているだろう。

 


 


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by mari_tensinonamid | 2012-04-20 14:58 | 携帯電話でぱちり
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